成功者の条件
成功を掴むには、とにかく何度もチャレンジすること。
もう一つは成功するまでやり続けること。
矛盾しているような文章ですが、成功する秘訣はこの二つです。
チャレンジを重ねる
致命傷を負う失敗でなければ、どんどん失敗しましょう。
僕も一時成功を掴んだのは「誰よりも失敗を重ねた」からです。
この方法はどうだろう?と思った瞬間に動き始めることです。
それは無謀だよと言われても、どうしてダメなの?と思ったらやってみる。そして失敗する笑。その繰り返しでした。たまにはうまくいきます。
経験を積んでいて、石橋を叩いて渡る経営者の方は高確率でうまくいきます。たくさんそういう優秀な経営者を見てきましたが、専門的な知識も浅く、経験も乏しい僕みたいな初心者マークの経営者はとにかく経験を重ねる事しかありませんでした。成功する確率が低い落ちこぼれであれば、人よりもたくさん失敗してわずかな成功を積み上げること。失敗も、これはダメなんだと実際に体験して身に染みて覚える。誰かに聞いた話でなく、自分の辞書の一ページに具体的な失敗理由も添えて書き込めます。
もちろん勉強も大切です。プランも立てて挑みます。しかし未熟なので失敗します。人より頭の回転が遅い、アイデアが閃かないのであれば、人よりたくさん脳みそに汗かいて真剣にプランを考える。それでもたくさん失敗するでしょう。
得点王に30点必要なら、誰よりもシュートを外しながら30点挙げればいいんです。30点挙げるまで打ち続ける。シュートミスは決して無駄になりません。どうして決まらなかったか理解できますから。気がつけば失敗体験の繰り返しの中からシュート精度も上がっていくでしょう。
失敗体験は大きな財産になります。自分を成長させてくれます。進むために必要な筋肉もつきます。度胸もつくでしょう。心臓にも毛が生えるとはこの事です笑。
成功までやり続ける
成功と廃業
個人事業主に赤字なんてないので倒産なんてありません。
廃業するっていうことは諦めて辞めてしまうことです。
個人事業主に給料なんてありませんから、単純に色々払って残ったお金が収入です。その収入が少なくて食べていけない。このまま続けても収入が増える気がしない。働いた方が高い収入を得られるし、精神的にも楽になる。そんな理由で辞めるわけです。
別に罪を犯したわけでもありません。辞めるのも大きな決断でしょう。
ただ、成功した人って成功するまでやり続けた人のことです。
違いはただこれだけです。
事業規模が小さくて伸び悩んでいる時は誰しも貧しい思いをします。必ずここまで辿り着くっていう信念も揺らぎますし不安にもなります。誰よりも努力している自負があっても結果がついてこない。みんな通る道です。何も持たない自分が成功を掴むには泥臭く続ける、歯軋りしながら進んでいくしかないのです。今のご時世、根性論はナンセンスかも知れませんが、自分に負けない強い気持ちは必要です。友達からの誘いも断り続けて、何かを犠牲にして日々努力しても一向に結果が出ない。心が折れそうになります。
経営とは結果が全てです。どんな努力をしたかなんて評価されませんし、ほとんどの人が見ていません。結果が出るまでやり続けた人が成功者なだけです。ただただ毎日自分との戦いです。
成功を掴んだ人と廃業した人の違いは、諦めてしまったか諦めが悪くてやり続けたかの違いです。どちらも同じような境遇の時期を過ごしているはずです。
評価が気になる人へ
辞めてしまうと「あいつは潰すと思ったんだ」などと勝手な誹謗中傷が聞こえてきます。そういうゴシップ好きは、失敗した理由まで何も知らないのに語り出したりします笑。
実際そんなことが恐怖で起業への一歩を踏み出せない人が多いです。廃業するってことは、潰したわけでなくて諦めて辞めただけです。そういう人に説明する必要はありませんが、誹謗中傷はボディーブローのように効いてきますよね。人は勝手なことを言うから気にするんじゃないと言っても、気になるものです。勝手なこと言ってる人って、ちょっと目立ったことに嫉妬しているだけですよ。ただのヤキモチです。
テレビ番組に必ずコメンテーターみたいな人がいますが、人のやったことをあ〜だこ〜だと言ってそれで食べている職業を選んでいる方の気が知れません笑。専門の解説者ならわかるのですが、コメンテーターやコンサルタントってどうも苦手です。
逆に評価がネックになって一歩踏み出せない人は「あいつは凄いな〜」なんて評価されたいんですよね。もちろん気持ちいいでしょうが、周りの評価が欲しくて始めるのなら辞めておいたほうがいいですね。
そんな、にわか評論家を気にする時間があるなら、今日出会った人、今日来てくれたお客様のことを考える時間に充てましょうね。次会った時にもっと喜んで頂けるように勉強したり、何を求めているのか考える時間に充てた方が断然建設的です。
自分の可能性を信じてチャレンジするなら雑音は気にせずにひたすら汗をかいて進みましょう。たくさん上手くいかないことを経験して日々成長していきましょう。
虎の巻はありません
僕は成功者の本は読む必要がないと思っています。
歴史書だと思って読むのはいいですが、自伝的な本から成功のヒント、虎の巻的な近道は記載されていません。参考になる考え方や勉強になる事はあっても、あなたの成功までの道のりは時代も地域も環境も違います。
成功を掴んだ時の実感は、やり続けたら気がついたらこんなとこまで来てたっていう感じです。僕の場合は運も良かったです。巡り合う人も素晴らしい人に恵まれましたし、スタッフもとても優秀でした。
なので、「戦略はこうで、先見の明があってこうなった」なんていう成功者の自伝は読んでも意味ありません笑。その人の歴史書です。必死にやっていたら運よく辿り着いたっていうのが本音だと思います。
あなたの成功体験はあなたしかない道を走り続けて辿り着きます。何度も間違った道から引き返して、諦めずに辿り着く道を少しずつ前進していってください。
わがまま者
起業するって、自分のやりたいことをやるわけですから、その時点で究極のわがまま者です。そして成功する人ってその中でも諦めの悪い人です笑。
そのくらい自分はどうしようもない人間だと自覚して始めたら、人の評価も気にならないかも知れないですね。諦めの悪い格好良くない姿も気にならないかも知れません。