起業は簡単
事業を始める覚悟が最大の難関という方が圧倒的に多いのですが、実際は最初の3年間続けることの方ががはるかに難関です。
起業の決意よりも、始まった後のことを真剣に考えるべきです。
起業して3年続く事業は2割といわれています。
これはどんな統計かわかりませんが、開業届を出していなかったり統計に現れない零細企業も含めての実態は、僕の肌感覚では2割も残らないです。
周りにあるお店、昔から通っている美容室や焼き鳥屋さんも、もちろん努力して試行錯誤を繰り返して当たり前のようににそこのあるのです。
これから未熟な僕達が始めて、そういったお店を飛び越えて成功を掴むのは簡単なことではありません。たくさん経験やノウハウを積んで来た先輩店舗に代わる存在になるには、根拠のない自信や小手先のアイデアだけじゃ足りないのです。
世の中の事業は全て需要と供給で成り立っています。
新たにあなたが加わった商圏では、同業のどこかが必要なくなるのです。
毎年華やかに入団するスポーツ選手がいる一方、ひっそりと引退する選手がいるのと同じです。
それでも勝負したいと本気で挑む人をもちろん応援します。
ただ現実も知った上で覚悟をして起業しましょう。
何かを捨てよう
趣味や娯楽は何ですか?
タバコ・お酒・ギャンブルはしていますか?
食事のお誘いや飲み会は必ず参加するタイプですか?
起業にあたって、一つ必ずやって欲しい事があります。
何かなるべく好きなものを一つ捨ててください。
一つでなくてもいいです笑。
お金が掛かるからではありません。
時間が無駄になる事と、決意も強くなるからです。
事業が始まると四六時中、頭の中から事業から離れません。
時間はいくらあっても足りません。
趣味に没頭する時間から削ってください。
好きな事業をするのですから何か一つ犠牲にしてください。
もちろん誰かに頼ることなく、自分の中の大切な趣味を捨ててください。
僕の場合は、毎週ワイワイやっていた麻雀とパチンコをやめました。
今思えばお酒もやめておけばよかったかも。
創業以来キッパリ辞めました。
何年も経つのでたまにやろうかなっていう気になりますが、自分との約束なので破れません。(こういう意固地なのはあまり必要ないのかも笑)
起業して3年は時間がいくらあっても足りないでしょう。
特に時間を取られることを辞めることをオススメします。
時間を浪費しないためにオススメな捨てるもの
- ギャンブル
- ゲーム
- バラエティ番組
真似する
お気に入りのお店、商品、ディスプレイ、接客まで、真似から始めましょう。
自分にとって心地よかった、とてもセンスよく感じた、
こういうプラスの印象を受けたものは、どんどん真似しましょう。
すべて先輩たちが築き上げて磨いてきたものです。
ゼロから発想してカタチにするのは簡単なことではありません。
いくら自宅を素敵に飾れても、お店のそれとは違います。
友達への気の利いた言葉と、初対面のお客様へのそれとは違います。
真似から入って「どうしてこれがいいのか?」「どんな意味でこうしているのか?」という事を必死に調べたり考えたりして、自分なりの答えを持つ事です。
そうしてはじめて真似したモノがスキルとして身につきます。
ただの真似ばかりしているのと、しっかり自分のスキルにする事とは全然違います。
自分の新たなアンテナになったり、筋肉になります。
身につけたスキルは必ず違う場面で活きてきます。
自分自身の判断基準にもなります。
物事一つ一つの意味を知り理解する癖がつきます。
そうした積み重ねが自分の事業の基盤になっていきます。
大きな判断で発動する「勘」の元にもなります。